ゲームテーマの選定
2026/7/3
宇宙船を舞台としたSF系アダルトアクションゲームの作成を前提にモデリング等を進めているが、どんなゲームを作ろうかと考えたときにここに至った経緯について記しておく。
・3Dゲームという選択
今回3Dゲームの作成を始めたきっかけは「モデリングをやってみようと思ったから」だった。
3Dモデルを作ってみようにも作る理由がいると考え、じゃあゲームを作るつもりでモデリングしようとなっただけである。
とはいえ流石にそれだけが理由ではなく、直近でGodot Engineというゲームエンジンの存在を知ったのも大きかった。
もともとゲーム制作には興味がありさまざまなツールでゲームを作って遊んでいた(しかし完成させたことはない)。
現在はゲームを作るならUnityが一番いい手段だろうと思っていたが、Unityは機能が多く初心者が簡単なゲームを作るには少し学習コストが重く感じていた。
これはUnityで作った妖精さんがうろうろするだけの横スクロールアクションだが、これを作ったときの心境は「簡単に作れた!」という感覚からは程遠く、むしろ「なんでこの程度のゲームがこんなに複雑なんだ…」という気持ちで、多機能すぎる開発環境に目が回ってしまっていた。
しかし最近ふとしたことからGodot Engineの存在を知り、同じようなゲームを作成してみたところ非常にスムーズに作成できたことから自分が理想としている機能バランスの開発環境に出会えたのではないかと感じていた。
そこにモデリングの話が合わさり、なら今こそ3Dゲームを本気で作るときなんじゃないだろうかと一念発起した。
・アダルトゲームという選択
これまでゲーム制作がうまくいかなかった理由の一つは、「自分が表現したいテーマ」と「プレイヤーがゲームに期待するテーマ」を一致させる難しさにあったように思う。
コンピュータゲームでは限られたリソースの中ですべての期待に応えることはできないため、グラフィックやストーリー、ゲームシステムなどあらゆる要素を通して作品のテーマを明確に伝え、プレイヤーが期待する体験と実際に提供する体験を揃える必要がある。
この調整は非常に高度で、まだゲームを完成させたことすらない初心者には荷が重すぎた。
しかし、えっちな要素を主軸としたタイプのアダルトゲームなら作り手もプレイヤーも「性的な体験」を作品の中心として期待しているのは明白で、表現の調整がはるかに容易なことに気づいた。
そのため、いわゆる抜きゲーと呼ばれるような性的要素を全面に押し出したアダルトゲームなら完成までもっていけるのではないかと期待して制作を決めた。
・世界観の選定
構想段階での世界観とストーリーは以下のようになっている。
・舞台は未来的な宇宙船内部
・人類を襲う凶悪なエイリアンが存在する
・人類は宇宙船で移住先を探す旅をしている
・主人公は数名の少女で、事故で艦隊からはぐれてしまい合流は絶望的
・宇宙船に搭載されたAIの思考が暴走し「残された数名の少女だけで人類を存続させるにはエイリアンと交配させるしかない」と結論を出す
・AIの手引きで宇宙船にエイリアンが入り込み、主人公たちが襲われる
これらのストーリーには多分に趣味が入っているが、かなり作成しやすい内容になったのではないかと思う。
登場人物が非常に少ない(人間の3Dモデルを作らなくていい)、クリーチャーが既存の生物からかけ離れている(モデリングやデザインの粗を隠しやすい)、高度な未来文明の力によって設定に無理がきく、背景オブジェクトや服装が無機物的でモデリングしやすく素人のシンプルすぎるテクスチャでも違和感がなさそう、といった感じでとにかく「そういうもんだから」を押し通しやすい形で、ゲームの形態上それらのゴリ押しに対してユーザーも「まあ、えっちだからいいか」と納得してくれやすいのではないだろうか。
・ゲームシステムの選定
これらの世界観やストーリーで自分ならどういうゲームで遊びたいかと考え、アクションゲームにしようと決めた。
まずせっかくの3Dなのだからフィールドを動き周りたい、そのために登場人物がほとんどいないのに巨大な宇宙船を舞台にする設定にしたようなものだ。
性的要素をメインにしたゲームと言ったが、ゲームシステム自体はコテコテにアダルトゲーム向けにするのではなく、あくまで普通のアクションゲーム的なデザインにしていこうと思う。
ゲームを作る上で「ゲームである必要」はテーマとして不可欠だと考えている。
漫画や動画など他の媒体にはない魅力として「コンシューマゲームなどをプレイしていてセクシーな要素を見たときに“このゲームでエッチなことができたらいいのに”と感じるあの部分を今回のゲームに求めていきたいと思った、あれはゲーム特有の体験だろう。
また、今回のゲームはエイリアンを操作して女の子を襲うゲームではなく、女の子を操作してエイリアンと戦うゲームだ。(エイリアン操作の場合も考えてみたが、プレイヤーの「こうしたい」が多岐にわたると考え、それを実現するのはハードルが高く感じた)
ストーリー的にプレイヤー側はあくまで大真面目にエイリアンを撃退しようとしているのだからそれに合わせたシステムがしっくりくるはず、という思いもある。
にもかかわらず、本筋を外れてわざとエイリアンに負けるようにプレイする。そういう背徳感がゲーム体験をより向上できるようなデザインにしていけたらこのゲームは大成功と言えるだろう。